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19.12.30Media
【2019.12.30 山口新聞】高級日本酒「夢雀」来年発売分 商社関係者らに披露
2019.12.30 山口新聞に掲載されました。
高級日本酒「夢雀」来年発売分商社関係者らに披露
山口市の女性ベンチャー企業、Archis(アーキス)と岩国市錦町の酒蔵、堀江酒場が共同で開発した高級日本酒「夢雀」と料理を楽しむ美食会が山口市緑町の山水園であり、来年発売する「夢雀2020-Respect-」が披露された。
2016年に誕生した夢雀はイセヒカリを酒米として18%まで磨いた純米大吟醸酒で、750ml入り瓶1本の価格が8万8千円と超高値で話題を集めた。
同市泉都町に本社を置く「Archis」(松浦奈津子代表)は、ベンチャー支援の「女性創業応援やまぐち」の事業認定を受けた第1期生の会社として15年に設立。世界における日本酒の地位向上をコンセプトに計画したのが夢雀だった。美食会の会場には夢雀の独占販売契約を結ぶ香港の大手ワイン商社関係者ら約50人が出席。松浦代表ら10人で夢雀のたるを鏡開きにした。
来年発売の夢雀について松浦代表は、県立大で同級生だったフィンランド在住のファッションデザイナー、大田舞さんとラベルなどでコラボレーションする計画を紹介。大田さんが「農家のことやお米のこと、皆さんと一緒の席で感じたことなどを原点にデザイナーとして反映できたら」と抱負を述べた。
夢雀の醸造は、岩国市錦町の松浦代表の実家がイセヒカリを栽培していたのがきっかけ。伊勢神宮の神田で生まれたイセヒカリは山口県で育った米で、お神酒造りにも利用されている点に着目。堀江酒場に依頼し、精米歩合18%と錦川源流の湧水を条件に醸し、長期熟成できるビンテージ型の日本酒に仕上げた。
「高級ワインに対抗できる価格を」と1本8万8千円(税別)の高値を設定。ドバイや香港など主に海外で販売し、初年度はドバイのホテルで1本60万円の値がついて話題になった。毎年千本限定で発売し、国内では16年に18万8千円、18年は11万8千円に値上がりしたこともあるという。