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18.02.20Media
【2018.2.20 日本農業新聞】貯蔵じっくり 1本60万円
2018.2.20 日本農業新聞に掲載されました。
貯蔵じっくり 1本60万円
ARCHIS山口市
山口市のベンチャー企業、ARCHIS(アーキス)は、16年に開発した純米大吟醸酒「夢雀(むじゃく)」をアラブ首長国連邦、香港に輸出する。世界中の富裕層が訪れるドバイでは最高級ホテルが1本(750ml)約60万円で販売。香港では20万円、国内では百貨店の高島屋が8万8000円(税別)の価格をつける。
夢雀を生み出したのは同社代表の松浦奈津子さん(37)。「過疎化する地元を活性化させるため、世界で通用する物を作りたい」と、出身地・岩国市の老舗酒造、堀江酒場と連携。ワインのように数年寝かせて希少性と味わいを持たせる新しい日本酒を開発した。地元産米「イセヒカリ」を18%まで磨いて醸造した酒は、海外バイヤーも「濃厚で華やか。寝かせた後の味も楽しみ」と絶賛する。
16年は1000本を生産し、うち100本を試験的にビンテージとして保存。今年4月、17年産の1000本と、ビンテージの16年産100本を国内外に発売する。国内では高島屋がビンテージに10万8000円の価格を設定する予定だ。